
10月から白塚診療所では、院内ボランティアのサポートが始まりました。オレンジのベストには、みえ医療福祉生活協同組合の文字とイメージキャラクター「みんみん」がプリントされ、名札も準備して一目でわかる工夫をしています。
この取り組みが生まれた背景には、医療現場の切実な課題がありました。インフルエンザやコロナワクチンの接種のシーズンになると、問診票の記入が難しい高齢の患者さんが多く、安全な接種を行うために看護師は奔走していました。
採血や接種、診察の介助といった看護業務をこなしながら、患者さんの記入支援や待合室での安全確認までは十分に手が回らない・・・。そんな現状を「なんとかしたい」という声があがったのです。
そこで、診療所を支える組合員さんに相談したところ、「私たちの診療所の力になりたい」と快く協力を引き受けてくださいました。当初は白塚支部の組合員5名でスタート。さらに声掛けの範囲を広げ、元診療所の看護師さんも加わり、心強い仲間が増えました。
サポートは、問診票の記入をお手伝いするだけでなく、移動のサポートや体調の変化を確認しながら、時には寄り添うようにお話を伺います。その温かい姿に、利用者さんからは「安心して接種を受けられる」との声が寄せられ、看護スタッフも看護業務に集中できるようになりました。ボランティアさんも「患者さんや職員に喜ばれるのがうれしい」と笑顔で取り組まれています。
白塚診療所には、互いを思いやり、支え合うあたたかなつながりがあります。組合員さんと職員が力を合わせ、診療所を支え、地域の健康と安心をつくる協同組合の姿ここにはありました。